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きんかん 金柑|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

きんかん 金柑

カテゴリ:くだもの

皮ごとたべられる、ふしぎな柑橘。
店頭でも、けっこう人気で、栽培面積も増えています。

ファイル名:202602tx.jpg

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キンカン 金柑 きんかん たまたま

みかんが小さくなったような外観で、皮ごと食べることができる場合もあり、実に不思議なくだもの。


科:ミカン科 Rutaceae

属:ミカン属 Citrus
種:キンカン C. japonica


ミカン科ミカン属となっていますが、異論もあったようです。


【 来歴 】


キンカンは、中国長江の中流域が原産とされます。

暖かい地域で栽培されています。


黄金色の柑橘=「金柑」 から、日本では、この読み仮名どおりの名前で呼ばれるようになりました。

日本には、江戸末期の1828年、中国の商船が修理のため静岡・清水港に寄港した際、もらった砂糖漬けのキンカンの種を植えたのが最初といわれます。


キンカンには6種あるとされます。


・ニンポウキンカン(寧波キンカンとも)

・ナガキンカン
・マルキンカン
・ナガバキンカン
・チョウジュキンカン
・マメキンカン


日本での栽培種は、「ニンポウキンカン」および、その派生品種です。


日本の標準和名は「キンカン」。


そのまま生食したり、砂糖漬け、はちみつ漬け、甘露煮、ドライフルーツ等の用途で、店頭でも根強い人気のある商品です。


キンカンは、不思議と良く売れる商品で、栽培も年々面積が増えているようです。

口に「ポイッ」と放り込んで、皮ごと楽しめる気軽さが、人気の秘密なのでしょう。
近年は、種無し(無核)の新品種も出ています。


主な栽培県は、①宮崎県 ②鹿児島県 で、この2県で、国内キンカンの9割を生産しています。


宮崎県は、国内キンカンの6割を栽培する大産地で、南那珂(みなみなか)に集中しています。

現在の日南市や串間市のあたりで、鹿児島県に接した、南部の地域です。



【 「たまたま」 の情報 】


きんかん「たまたま」は、市場でも見つけやすいキンカンであるとともに、生食用のメジャーなブランドと言えます。種ありです。皮ごと食べることができる事から人気です。

品種登録されたものでは、ありません。選抜品をブランド化したものです。
先述した「寧波(ニンポウ)キンカン」で、ハウス栽培されたもの、かつ、糖度が一定以上のものに対して、「たまたま」の名がつけられています。


宮崎県農業協同組合HPに解説があります。

https://www.kei.mz-ja.or.jp/mhyakka/1521/


型は、「露地」「温室」「完熟」の3区分に分けられています。

「完熟」は、開花結実後210日を目標に樹上完熟させ、糖度16度以上かつ直径28mm以上のものを、皮のまま食べることができる「たまたま」として出荷しています。
その中でも糖度18度以上、直径32mm以上の大玉で、かつA品のみを選び出したものを「たまたまエクセレント」として出荷しています。202602時点。


商標登録について。
「たまたま」で商標登録されていますので、転載します。

登録番号:第5259864号
登録日:平成21(2009)年 8月 28日
商標(検索用):たまたま
権利者 氏名又は名称 :宮崎県農業協同組合
役務範囲:野菜,果実,種子類,木,草,苗,苗木

上述のように、商標権を、集荷者であるJAが持っていて、出荷日をコントロールしています。
「たまたま」の例年の出荷解禁日は1月上旬のようです。


なお、「たまたまきんかん」は、冨士屋製菓(鹿児島県曽於郡大崎町)が先んじて登録(平成17(2005)年 12月 22日)しており、宮崎県農業協同組合は、「たまたま」のみの登録になっています。
冨士屋製菓さんは、飴などの製菓業を営んでいます。



【 新品種情報 】


在来種の品質維持では、ブランド価値が劣化すると考えるのは至極当然の流れです。

その後、いくつかの新品種が生まれています。
食べやすい種無もあります。一部を抜粋。


「宮崎夢丸」

種無しで、高糖度。ハウスだけでなく露地もあり。 2010/11/15品種登録。本命か。
育成論文 農研機構
https://www.naro.go.jp/laboratory/karc/prefectural_results/kajyu/040310.html


「宮崎王丸」

大玉で、酸味が少ない。「ニンポウキンカン」の珠心胚実生品種。2011/07/11品種登録。


「ぷちまる」

「長実キンカン」に「4倍体ニンポウキンカン」を交配して育成。甘味が強く無核。
育成論文 農研機構
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/archive/files/naro-se/fruit2_02.pdf


ほか、個人育種で品種登録されているものに、「ゆみちゃんのほっぺ」「勇紅(ゆうべに)」「紅央(べにおう)」といったものが品種登録されています。見かけることは少なそうです。



【 食べた印象 】


きんかん「たまたま」の名で出ている、宮崎県産のものです。

かわいい外観。ミカンの仲間とは思えません。


酸味はさほど強くは感じません。

柑橘らしい、ほのかな香り。

甘さという点では、糖度計ほどのものは感じませんが、皮も含め、丸ごと食べられる食体験というのは面白みもあって、常識破りの柑橘。


種の数は、個体によりますが、1個につき2~5粒といった感じでしょうか。

種がある事自体には、さほどネガティブな要素は感じず、むしろ楽しい作業と捉えることができます。
味はのっぺりした感じでパンチはありません。でも、ついつい食べてしまう、クセになる楽しいカンキツです。

関連ワード

くだもの金柑ニンポウキンカンきんかんたまたま寧波宮崎夢丸王丸

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